窓辺の春
*
(……想像以上に、参っているのだろうか)
気が触れていた。
「やあやあお客人! こんな辺鄙で流行らない劇場によくぞいらしたね。いかにも私がここの支配人さ。それでなんだい? 劇が観たい? いいともいいとも、私は止めるまい。好きにするといい。」
「そうですか。では、また硝子堂で。」 「あとでねえ~! のいくんも、ごはん食べようねえ~!」
「演者はそこだよ。いつだってね。」
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